動物愛護週間が終わりました。
ここで衝撃的な新たな情報が入ってきました。
ペット販売は流通過程で毎年犬猫約2万匹死んでいる!
そんなに大量に、これは本当なのか?


調べてみると、
動物の愛護及び管理に関する法律で、平成25年9月1日から、
「犬猫等販売業者定期報告届出書」が義務付けられたとある。
実際に各都道府県では「犬猫等販売業者定期報告届出書」を
毎年5月30日までに提出させているようである。
その全国統計を集計したものは、
公的にはまだ出されていないようだったが、
朝日新聞とAERAの調査で、その統計をまとめたと記事があった。
お役所より仕事が早い。
それを要約すると次のようになる。
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犬猫2万匹、流通過程で死ぬ 国内流通で初の実数判明
出典:朝日新聞デジタル 9月29日(火)11時41分配信
繁殖から小売りまでの流通過程で死んだ犬猫の数は、
13年度に1万7038匹、
14年度に2万3181匹にのぼった。
それぞれ流通量の3・84%(13年度)、
3・08%(14年度)だった。
環境省の見立てでは、死亡した犬は約450匹、
猫は約80〜約240匹にとどまると見ていた。
流通過程で死亡する犬猫が環境省の推計の33倍以上、
流通量全体の3〜4%に達すると判明したことで、
ペットショップなど業者への規制が進む可能性もある。
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流通過程で毎年犬猫2万匹死んでいるは事実だった!

13年度の数字は少なく見えるが、
統計開始が年度の途中からで7か月分(9〜3月)だからである。
まだ2年分しかなく、しかもそのうち1年分は7か月分であり、
統計としては偏りがあり、正確な統計とは言えないが、
大まかな数字としては、これでも意義がある。
注目点としては、いままでの環境省の見立てが、
たった数百匹と少なすぎる点。
犬の保護や里親募集など身近で接して来た者としては、
肌身の感覚からしても少なすぎると感じる。
しかし、実際にふたを開けてみれば、毎年約2万匹だ。

この数字もキチンとした業者からのものだと推測できるので、
実際は悪徳業者や、闇のブリーダー分も入れると、
もっと数は増えそうである。
さらに、問題点もある。

「犬猫等販売業者定期報告届出書」には、
死因については報告義務がない点だ。
東京都の例だが、やはり死因は報告義務がない。
5-1 犬猫等販売業者定期報告届出書(様式第11の2)(PDF:204KB)
これでは、病気なのか、事故なのか、
その他(売れ残り処分に困って殺したのか)なのか分からない。
しかし、殺したと書けないので、病気か事故になると思われる。
ただ、病気にしても、事故にしても、死因まで報告義務があれば、
改善できるし、不審な死も防げるはずで、
行政としても指導もできるので、
その数も減る傾向になると思われる。
ぜひ導入を検討して、1匹でも不幸な犬猫を減らしてもらいたい。
まずは、皆さんも、この記事のことをよく知ってください。
多くの方が知ることが改善への第一歩となります。


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